上昇する意識
「山羊座の価値観」でお伝えしたように、山羊座は一定の枠の中にいてこそ自分らしさを発揮できるタイプといえます。
そして、これは思考も同じで、山羊座の場合は思考も「枠」の中で発展しやすい傾向があるといえます。
その理由は、山羊座の思考エネルギーは水平方向ではなく、上方向に向かっていきやすいといえるからです。
たとえば高い塔の中で叫んだとすると、その声は建物の中で響き渡って、水平方向ではなく上へ向かって上昇していくようなかんじです。
同じように人間社会を一つの閉鎖空間だとかんがえると、山羊座の場合そこで考えたことは、最終的には上へ向かっていきやすいわけです。
社会性を意識するのが山羊座なのです。
山羊座は上昇志向が強いといわれることもありますが、それは社会の内側で生きることを前提としているから、といえるかもしれません。
考えるだけじゃ終わらない
現実的な山羊座はフワフワと空想ばかりしているタイプとはいえません。
もちろん空想を楽しむことがあったりしても、それを「現実にするにはどうすればいいか」と、どこかで考えていたりするかもしれません。
抽象的なことだけを考えてそれ自体を楽しむという感覚は、山羊座の場合あまり強いとはいえません。
考えていることをそのままにせずに、どうにか実現したいと思うのが山羊座の特徴といえます。
さらにできることなら、ただ形にするだけでなく一歩進んで、なにか意味のあるものにできたらと考えていることもありえます。
「せっかくだからうまくいったらいいなぁ」
そう考えていたりするのが山羊座らしいところといえます。
意外とエクストリーム
山羊座はあまり大げさに自己開示をするタイプではないので、傍からみるとすこし分かりにくかったりもしますが、じつはけっこうダイナミックな考え方をしていたりします。
山羊座は「死」をキーワードの一つとして持っているので、ギリギリのところまで自分を追い込んでしまいそうになることもあったりするかもしれません。
さらに、山羊座が無意識に感じやすい「立派な人になるべき」というテーマは、そう簡単に達成できるものではありません。
そんな目に見えないプレッシャーを感じやすいといえる山羊座は、自然と自分を追い込みやすいところがあるといえるかもしれません。
そうなったときの山羊座は「常識的な思考」と「ギリギリの感覚」を行ったり来たりしてしまうこともありえます。
ただこれはほとんどの場合、本人の頭の中だけで起こることです。
山羊座は心の奥に激しい性質を秘めているといえます。
たとえ穏やかに見えたとしてもじつは見えないところで極端な考え方を持っていたりするかもしれません。