心開いてといわれても…
「地」の星座である山羊座はもともと感情というものをあまり重視しません。
感情的なつながりで人間関係を築くことがなんとなく苦手なのです。
心を開くということは、社会的な目標を達成するにはとくに関係のないことのように感じますし、それほど必要も感じません。
また相手に弱点をみせてしまうようでなんだか落ち着かない気持ちになったりもします。
山羊座の人は、内面に独特の世界をもっていることが多く、その深さは計り知れないものがありますが、その秘めた考えをどうにか具体的な形として表したいとひそかに思っていたりするので、ただの空想とはすこし違います。
ただの妄想であれば現実と違うと認識することができるでしょう。
ですが山羊座は、その空想(願望)と現実の距離が近いリアルな願望を持っているために、逆にそれを人には話しにくかったりするのです。
許せない
ふだんは穏やかで人当たりのよい山羊座ですが、自分をしっかり持っている上に努力家でもあるため、自分よりも劣る人を褒めたり認めるのはあまり得意ではありません。
認めないというだけならまだよいのですが、自分と対立する人や意見の違う人、価値観が違う人や利害が一致しない人などを嫌ったり避けたりすることがあります。
そんななかで感情的にぶつかり名誉を傷つけられるようなことがあると、その相手のことは絶対に許すことができません。
これは山羊座の気性の激しさのためというよりも、考え方を柔軟に変えるのが苦手だからといえます。
他者を受け入れずガンコでいつづけると最終的には自分の首をしめてしまうかもしれません。
完全主義者
すべての山羊座が常に完璧主義だということはありません。
普段はのんびりとリラックスしている人も多いものです。
ですが、それが自分自身の評判に関わるようなことだったり、目的達成のためだったり、まったく理解不能なこだわりポイントなどで、極端になる場合があるのです。
山羊座の人(とくに男性)は潔癖症の人が多い傾向にあるといわれます。
目標を達成するためにギリギリまでがんばるのは素晴らしいことなのですが、それが自分自身を追い詰めてしまうこともあるかもしれません。
特に「ほどほど」が好まれる日本では浮いてしまうこともあるでしょう。
完璧さと中庸をコントロールできるようになれば鬼に金棒といえます。