私にはもっと…
野心を内に秘めている山羊座とはいえ、大抵はふつうの感性を持っていてムリなことは考えません。
ですが中にはおどろくほど高い理想をもつ山羊座がいるのも確かです。
実際に努力を重ねて素晴らしい経歴、収入、容姿、人柄を手に入れた人もいるでしょう。
ですがどんなに素晴らしい人物でも、本当に自分が幸せになれる相手をきちんと見極める力がなければ結婚をするのは難しいといえるでしょう。
たとえセレブに憧れていても、本当に幸せにしてくれるのは超庶民的な人だったということもありえます。
「自分は努力を重ねているから、きっといつか王子様に出会えるはず」という幻想を捨て切れないまま、自分の本心を探ることをしなければ婚気を逃すばかりか一生独りぼっちかもしれません。
立ち位置まちがい
理想が高すぎるのも問題ですが、自分の立場をよく理解していないのも危険です。
これは身の程を知れということではありません。
自分らしい人生をきちんと考えることを忘れないようにしましょうということです。
ほんとうに望む人生を手に入れるのではなくやみくもに結婚に逃げようとしていませんか?
社会性を重んじる山羊座の女性は特に、理想の姿人生を手に入れるには、良い伴侶と出会うしかないと思い込んでいる人がいます。
ですがその思いが混乱してしまい結婚適齢期になる頃と自分の人生をとりもどそうとする反作用的な行動をとる人がいます。
これは自分の夢を相手に託しすぎると起こりがちです。
自分はどんな風に生きたいのか、もう一度立ち位置を確認しなおさないと、本当に良い人にめぐりあえないかもしれません。
完璧主義者の傷
パッと見は精神的に安定しているように見える山羊座ですがじつは少し複雑。
たとえ人と対立してもそれほど感情的になることはありませんが、信じるものを失ったり物理的な失敗や挫折にはなどかなり弱く打ちのめされてしまいます。
辛さを人には見せようとしないので分かりにくいですがじつはもともと悲観的になりやすい性質を持っているといえます。
立ち直りのおそい山羊座があまりにも深い心の傷を負うと、もう二度と恋愛も結婚もするのは止めよう・・・と決心して心を閉ざしてしまうことがあります。
失った恋が完璧だと思えれば思えるほど、それ以上のものはありえないと思ってしまうのでしょう。
結婚適齢期にそうなってしまうと本当の運命の人が現れたとしてもなかなか気づくことができません。
失恋をするとその人以上の人とはもう二度と出会えないと思いがちですが、それは正しくありません。
結婚を妨げているのは傷ついた自分の心だったりします。