距離感が大切
どんなに好意を感じる相手だとしても、まず最初は軽い友人になることからはじめます。
友達になったとしてもすぐゆっくりと親しくなりたがり、親しい関係になるまでには時間がかかります。
これは引っ込み思案だからという理由ではなく、しっかりと相手を見極めたいという感覚があるからです。
周りの人との距離をすこし取りながら少しずつ親しくなっていく方が安心なのです。
表面的には人懐こく見える人も中にはいますが、心の距離はとったままということが多いものです。
また親しい仲間の輪があるとすると、その輪の外側にいる人とはあきらかに一定の距離をおいたりもします。
悪気はないのですが、そのほうが安心してお付き合いができるためそういう態度をとることがあるのです。
外交的に見えてもできることなら狭く深い輪の中で人間関係をもてたらいいなぁと感じていたりします。
礼節をつくす
好きではない人とはずっと一定の距離をもったままの山羊座ですが、だからといってそういう人に対して失礼な態度をとることはあまりありません。
どんな相手であってもそれなりの礼儀をもって接するべきだという感覚がどこかにあるため、あからさまな態度で相手をけん制したりなどしないようにしています。
社会性の発達している山羊座は、たとえ嫌いな相手だとしても挨拶やお礼などはきちんと行い、社会のルールに沿ってきちんと接するべきだと考えるのです。
そのため自ら関係を壊してしまうような態度はあまりとりません。
ただしもう二度と会うことはないと思う相手に対してはこの限りではなく、けっこう感情をむき出しにしたりすることもあります。
関係ははっきり
安定的な関係をのぞむ山羊座はあいまいではっきりしない関係性を嫌います。
相手と自分の関係がどういう種類のものなのかわからないまま、なんとなく長く付き合い続けるということはあまりしません。
山羊座にとって不安定さは心地よくないため、どうしてもはっきりさせたくなるからです。
また同様の理由により、上下関係をつけたがる傾向もあります。
個人的にも社会的にもあるていど枠組みがあったほうがわかりやすく失敗しないという感覚があることもあり、自然とランク付けしたくなってしまうのでしょう。
これらはいずれも「心から安心して暮らしたい」という山羊座的な基本欲求からきているのでなかなか変えることはできません。
じつは悪気があってそうしているわけではないのです。