感情的な判断
クールに見えても熱いハートを秘めている山羊座は、内面的にはそれほど冷静というわけではありません。
さまざまな感情がうごめいているのですが、それを表面に出そうとしないだけなのです。
なぜなら、もし感情を顔や態度に表してばかりいたら社会的に成り立たないことになりますし、自制心のない人と判断されてしまうからです。
そんな山羊座でも、やはり時と場合によっては感情的になることもあるでしょう。
もちろん楽しく感情を発散している分にはいいのですが、自分の気持ちをおさえきれずに感情的になってしまったならば山羊座の良さは死んでしまいます。
山羊座の本質は若い頃は分かりにくいものですが、その理由はまだ自制心が発達していないため。
感情のコントロールが出来ないうちは運気が定まらず、なにかと不安定になりやすいでしょう。
大きな決断をするときはくれぐれも感情的な判断を下さないようにしてください。
大志を捨てる
生まれつき庶民的な生活をしてきたからそのほうが心地よいと本気で思うのであればよいですが、本当は質の高い生活を送りたいにもかかわらず、そこから目をそらそうとしていると山羊座の運気は下降していきます。
理想の生活や人生をあきらめ、さらには「成功したい」という気持ちまで否定してしまったなら山羊座は生きる目的を永遠に失ったも同然なのです。
成功というのは高いステータスや高収入を得ることばかりではありません。
自分らしいスタイルを確立していきいきと暮らすこともひとつの成功です。
理想にむけての努力を止めてまったなら、山羊座はもう守護を受けることができなくなってしまうでしょう。
なぜなら山羊座の支配星である土星は厳しくて、一生懸命にがんばった人にしか幸福を与えてはくれないからです。
そのかわり努力をした人には想像以上に大きな報酬をくれるという、本当の強さと幸せを与えてくれる星なのです。
敵味方をつくる
山羊座はある一定の枠組の中で生きていこうとしますから、その中で上昇しようとするとライバルが出てくるのはやむをえません。
とくに組織の中では、周囲の人とのしがらみや、生存競争に巻き込まれてしまうことも多いことでしょう。
ですが山羊座は決して「自分から敵味方を作り出す」側にいてはいけません。
山羊座は自分がいる枠組の中での良い生き方を学ばなければいけないのであって、その中に自ら線引きをしてはいけないのです。
もし、敵・味方をつくることで自分の立場を固めようとしたならば、いつかその立場はかならずや崩壊してしまうでしょう。
向こうからやってくる敵(ライバル)には毅然と立ち向かいながらも、どうにか上手くやっていく方法を見つけ出して組織をまとめるのが山羊座の使命といえます。
感情の壁を自ら作ってはいけないのです。